いまどき虫も手でつかめないおとこのひとって…
※ 画像はなるべく控えますが昆虫系が苦手な方はお薦めしません。
いや、ν速風のタイトルに意味はないんだ。うん。
帰宅途中に家の近くでオニグモがでっかい巣を張っていたのを見て、小学生の頃にオニグモ飼っていた事をふと思い出した。
大人しく越冬もする可愛いヤツだった。虫ピチガイと呼ばれた私でも、今はもう素手じゃクモには触れないなあ。
丁度昨年の年末に「世界最強虫王決定戦」のDVD紹介番組があったので虫熱再発中。
俗に「虫王」と呼ばれるこれは、虫同士を戦わせて最強の虫を決めるという企画。
先日、知り合いに借りてDVDの第二回を観てみたのですが、これがまた凄い。
デスストーカー*1VSオオスズメバチや、オオヒラタクワガタVSコーカサスオオカブト等、ありえないカードが目白押し。
シリーズ中には巨大ムカデVSタランチュラなんて組み合わせも多数あるので気軽にお薦めは出来ないけれど。
やはり小学生の頃に、ヒラタクワガタ同士を戦わせたら腹部を挟み千切ってしまった事もあったりするので、こういう企画は、少年の心を持ったオヤジの厨心を電気アンマ状態。
そのDVDの中で、スペシャルマッチとして「インドネシアの悪霊 リオック・怒濤の五番勝負」として、この「リオック」なる虫の壮絶な戦いが収録されているのですが、コイツは凄い。
サソリや毒グモの様に即効性の毒を持つわけでもなく
カブトやクワガタの様に固い装甲を持つわけでもなく
武器といえる武器は大きい顎とトゲのある前足くらい。
その強靭な顎で敵の虫を食う。食う。ひたすら食う。
狂暴獰猛にして食欲旺盛。相手を食い殺すまで戦いは終わらない。
この虫の正体は、なんとコオロギ。
体長80mmの化け物肉食コオロギはまず、世界三大奇虫*2の一つ、ヒヨケムシ*3と対戦。
噛まれても即座に噛み返し、原型を留めない程にまで食い殺してしまう。秒殺。
更にオオゲジの体を折って足から食い尽くす勢い。反撃を受けるも意に介せず食い続ける。
そして、あのスズメバチですら食うオオカマキリ相手にも終始圧倒。首を折ってむしゃむしゃ。
コオロギがカマキリを食い殺す、なんてそう滅多に見られるものではありません。
次はビルマブラウン。タイ生息のタランチュラ。俊敏な動きが売りですがただただ逃げるばかり。
なすすべもなく捕まってしまいリオックの餌となってしまいます。まだ食うんかい。
ラストはタランチュラ界の横綱・キングバブーン。
クモ界の王者相手でも互角に戦うリオック。明らかに腹も膨らんでいておなかいっぱい状態ですが戦闘意欲は衰える事もなく、噛まれても平気で襲い掛かっていきます。
しまいにはキングバブーンが逃走し試合放棄。
強い。絶対に強い。*4
カブト・クワガタには流石に敵わないでしょうが、ソフトインセクトの中では最強ではないかと。
ウェタと呼ばれる巨大コオロギもかなりの顎を持っていて見た目はかなりのものですが、どうやらリオック程に狂暴ではないらしい。
この方のブログ見たらしっかり噛まれてるけど。
こりゃ痛そうだ。
The biggest wetas in the world are found in New Zealand: the Giant Wetas (Deinacrida sp.)
(Deinacrida means "Demon Grasshopper")
ウェタはニュージーランドでは「悪霊バッタ」と呼ばれている模様。確かに怖いわ。
虫王第三弾に出てくるオオエンマハンミョウもなかなか。
ハンミョウといえば別名ミチオシエともいい、田舎では割と身近な甲虫です。
日本ではタマムシと並んで美しい昆虫の代表ですが、このオオエンマハンミョウはどうみても別種。体長も4倍近い。
でなければ魔改造されたとしか思えない。※画像は金属製のレプリカです。
なんかこういうの見てるとワクワクするんだよね。ガキだね。