祝優勝・駒大苫小牧高等学校

全国高校野球選手権大会において東北・北海道地区の高校の優勝は過去、無かった。
東北人は、何時の日か深紅の大優勝旗白河の関を越えることを誰しもが待っていたのである。
   
   
延長18回決勝戦再試合の末に敗れた三沢高・太田。
予選で完璧な投球をしながら甲子園で必ず崩れた「ガラスのエース」東北高・中条。
上手からの剛球と落差のあるカーブで活躍した秋田商業・高山。
仙台育英高・大越、東北高・佐々木らの本格派好投手、金足農業の全員野球、「外人部隊光星学院…幾多の名投手・巧打者らが挑み、そして敗れていった。
   
   
駒大苫小牧は決してフロックで勝ち進んだ訳ではない。
優勝経験のある日大三・横浜・そして春夏連覇のかかった王者・済美を倒しての堂々の優勝である。しかも大会記録を大きく上回る通算.448と打ちまくった。
誰が予想したであろうか。いや、おそらくは誰も。
      
昨年、1回戦で6-0とリードしながら降雨ノーゲーム、翌日再試合で敗れ涙を飲んだ駒苫の2年越しの夏と共に、東北・北海道人の呪縛が今、終わる。
   
   
2004/08/22(Sun) ごんぶと・ああ〜ん より。
   
   

皆様ご存知の通り、駒大苫小牧高は見事夏の大会二連覇を果たし、その実力を存分に見せつけてくれました。
白河の関を飛行機で越える事になったのもご愛嬌。
後味悪いオマケ(※1)が付いたのも高野連の(珍しく)大岡裁きでお咎め無し、いちご栄えた(※2)。
   
   
※1:大会終了後に申告した野球部長の部員に対する暴力事件。
※2:「一期栄えた」。めでたしめでたし の意。