栄養ドリンクに拘ってみる

mongkang2006-02-12

 
出勤直前には必ず栄養ドリンクを飲んでおります。
味・成分・価格を各種吟味の上に、ある銘柄を好んで飲んでいるのですがふと最近「コレ毎日飲んでて大丈夫なんかいな?」
と思い始めた次第にて。
 
もう滋養強壮とかプラセボ効果*1期待等の健康云々以前に習慣となってしまっているのですが、製薬会社に踊らされず過剰摂取で悪影響が有るならば知っておかなければ。
我が身可愛や ほーやれほ。
 
栄養ドリンクの主成分として有名なのが「タウリン」。この名を聞く様になったのは10年前くらいからでしょうか。
今では1000mg・2000mg・3000mgと、ただその量を各社競っているかの様です。
 
こんなに各社躍起になるのですからタウリンとやら、とんでもない薬効が有るに違いない、と踏んでいるのですが。
 
 
タウリンについて調べた結果を纏めてみると
 
アミノ酸の一種で、魚介類や軟体動物に多く含まれ、人間の筋肉や胆汁酸と結合して存在している。
○哺乳動物の成長に大切な栄養素で、脂質の消化・吸収に直接関与。欠乏すると網膜機能障害を起こす。
○約150年前に発見。合成品は医薬品扱いだが天然抽出物は食品添加物として使用が認可、強化剤として粉ミルク等にも使われる。
 
効能・効果
 
1.血圧降下作用・血栓を防ぎ動脈硬化に有効
2.インスリンの分泌を促進し血糖値を下げる
3.アミノ酸であるため、肝機能の働きを活発にし肝臓病の予防や治療効果がある
4.交感神経抑制作用があり、心疾患の治療に用いられている
5.気道の収縮を抑制するので気管支喘息にも効果有り
6.胆汁酸の合成を促進、胆石症の予防になる
7.総コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を増加させる
8.燃焼による脂肪の分解を促す
 
過剰症の心配はありませんので、健康維持に積極的に摂りましょう。
 
これだけ良い事づくめだと、逆に疑ってかかりたくなるのが人情。
しかし本当に副作用や悪影響は無い模様。こりゃ明日から日本人の主食はタウリンですな。
 
 
では安心したところで栄養ドリンクおよそ350種の内、有名どころの商品名と個人的寸評を。
 
大鵬薬品工業 チオビタドリンク』 甘めで飲み易い。
武田薬品工業 アリナミンV』 少々苦味有り、後味も残る。
『三共 リゲイン』 甘さ少なく独特の薬味。
大正製薬 リポビタンD』 濃い味だが飲み易い。
中外製薬 新グロモント』 味は甘め。廉価だがニンジン・ガラナエキス含有。
エスエス製薬 エスカップ』 濃い味で酸味と甘味。
田辺製薬 アスパラドリンク』 甘いが飲み易い。マグネシウムクエン酸鉄含有。
佐藤製薬 ユンケル黄帝液』 非常に濃く辛味有り。生薬多数配合な分高価。
エーザイ チョコラBBドリンク』 強い酸味と苦味。甘さは殆ど無い。
 
この中では、私が好んで飲んでいるのはアスパラドリンク。鉄分不足が気になるお年頃なので。
一番効く感じが有るのはやはりユンケル。飲んだ後にカラダが熱くなるのはコレだけ。
 
 
しかし、今まで見て見ぬ振りをしてきたのですが、どのドリンクにも成分に
無水カフェイン 50mg
と明記してあるんですなこれが。しかもキッチリ量まで同じ。
更に添加物に、蜂蜜・蜜蝋・エタノール
 
毎朝、体に良いアイリッシュコーヒーを飲んでるって事で妥協するか。
 
 
参考資料
http://www.nava21.ne.jp/~uesugi/ken/seibun/taurin.htm
http://jmnc.primuss.com/info/seibun/taurin.htm
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/eiseik/Topics/topic5/topics5.htm
http://www.supplerank.com/seibun/Taurin.html
http://www.karadakara.com/col/oyster.html
 

*1:独語。語源はラテン語だが英語ではプラシーボ。「薬を飲んだ」という意識付けにより、有効成分を含まないにも関わらず治療効果が出る事