ハロ☆プロ・ザ・ミュージカル「リボンの騎士」観てきた

mongkang2006-08-24

 
飯田圭織矢口真里辻希美道重さゆみ と、密かにモーニング娘。での推しメン*1を欠かさない文観であります。
前々から一度はコンサート等 観たいなぁという願望を心の引出しにそっとしまっておいたのですが、
なんだかひょんな事から引き出されてしまいまして。
で、今回お誘いに乗って、「ハロー!プロジェクト」の面々が出演のミュージカル「リボンの騎士」を観てきた次第。
手塚治虫の原作で有名なアレです。

ここは天上界。人間が生まれる前に、神さまに男か女、どちらかの魂を授けてもらう場所。
そこで、とんでもないミスが起きた。なんとサファイアは男と女の2つ魂を入れられてしまったのだ。
シルバーランド国王のもとに生まれたサファイアは、女であることを隠し王子として育てられた。
なぜなら、男にしか王位継承権がなかったから。
大臣たちは王の座を狙って、彼女の秘密を暴こうと躍起になっていた。
そんなある日、サファイアは隣国の王子フランツと出逢い、生まれて初めて恋をする。
男として生きなければならぬ宿命に葛藤するサファイア。しかし、彼女にはさらなる悲劇が待ち受けていた…。

http://www.ribbonnokishi.com/story/index.html
公式HPより。
 
宝塚歌劇団の箙(えびら)かおるさんにマルシアも参加しているので、結構本格的なのではないかとwktk
チケットはS席¥9500。まあ休日2日分の食費で貴重な体験が出来るなら安いものだ。
願わくば投資に見合った経験が出来る事を…と思いつつ。
 
7/20、東京新宿は朝から熱波がまるで津波の如く押し寄せる生憎の天候。こんなに早くヒートアイランド現象を味わう羽目になろうとは。
にも関わらず開園1時間前から長蛇の列。しかしよく見ると並んでいるのはグッズ販売専用の列でした。
むー。モーヲタのバイタリティ恐るべし。
30分で体内の水分を根こそぎ排出しつつも、さゆみんグッズセット他を購入。
もう今すぐセットに入ってるTシャツに着替えたい。
あ、いや、ええと…ほら、すごく汗かいたから。
 
会場は満席でしたがS席の中央通路側前列で観劇には最高の位置。
チケ取ってくれた方に大感謝。よくこんな席取れたよなあ。
思ったよりも一般客が多くて、あくまでミュージカル「リボンの騎士」を観にきた方も多かった様子。
 
で、開演。
初手から王様役・箙さんと王妃役・マルシアの迫力にちょっと押され気味なハロプロの面々。
まあ本職との差が出てしまうのはしゃーない。
大臣役・吉澤ひとみの少しコミカルな台詞も交えつつも本筋はシリアスに劇は進行。
主演・サファイア役の高橋愛は頑張ってたなあ。
男役・女役の切り替えもしっかり出来てました。こんな中性的な魅力も有る娘だったのね。
吉澤・高橋・そして魔女役の藤本美貴の3人は適役だったのではないかな。声も出てたし立ち居振る舞いもなかなかどうして堂に入ったものでしたよ。
ただそれ以外の一部の方々がゴニュゴニョ…
特にさゆ。おにいさんはちょっと悲しかったよ。
淑女役という微妙な、有り体に言えば脇役でしたが、見るべきところが冒頭のうさちゃんピースだけとは。
可愛いだけでは生き残れないのよ。とりあえず歌、頑張ろうね。
 
そんな中、シチューにカツあり。
大臣の息子役にして、さゆみんの妹分のくすみんこと久住小春(長っ
なんつーか自分の役どころをよく理解しているというか楽しくお芝居しているというか、演技にいやらしさも無く好感が持てました。
着飾らない言葉で言うと「お。かあいいんじゃない?」<結局それかよ
これも教育係が良いからかな。とちょっとさゆみんにフォロー入れてみる。
 
25分の休憩を挟んで後半へ。
ホールの売店にマンゴーシェイクが売っていたらしいのだが、気付かず。
甘味をスルーとは些か浮かれ過ぎていたのかも知れない。
 
後半になってやっと魔女・ミキティ登場。
ストーリーの関係上なんだろうけど出番がちょっち少なかったかな。
それでも流石の歌唱力で存在感は充分。
トリプルキャストのフランツ王子、今日はあやや
誘ってくれた方のスペックから想定通りでしたが。
ん〜あやや格好良いね。男役似合ってる。サファイアを問い詰めるシーンも目ぢからがあって怖かった。
そうして途中途中での王様・王妃の演技と声に押される様に徐々に盛り上がりやがて終劇。
 
フィナーレはミニコンサートだったのですが、曲目が完全に劇とは切り離された感があったのはちょっと残念。
観劇中心のお客も考慮しつつ、モーヲタへのアピールも…というのはやはりある程度の相反が出てしまうのは致し方無いのかな。
何はともあれ総合的にはとても満足です。点数付けるなら88点をあげましょう。
配役はオーディションで決め 稽古も3月からやっているとの事で、一番懸念された演技と歌唱は期待以上でしたし。
 
まあストーリーは原作と異なる点も多少有りまして、手塚治虫リボンの騎士」の観劇をメインに来ていた方にはストーリーやミニコンサートで少し違和感を覚え、
モーニング娘。のミュージカル」を観に来ていた方にはミニコンサートでの盛り上がり不足が気に掛かった様で。
私の様な中途半端者が一番美味しい目をみたというところでしょうか。
 
さて、さゆみんTシャツ着て出かけるか。
 
 
…嘘です。家の中以外では着れない服ばかり何故か増えていく今日この頃。
 

*1:「一推しメンバー」の略。好きなメンバーや、応援しているメンバーの事