第5回・日本オタク大賞「ウルトラマン80」受賞

mongkang2007-03-01

 
2年ぶりの日本オタク大賞に「ウルトラマン80」が輝く。
日本オタク大賞・過去の受賞についてはコチラを。
 
その筋の方に
「ちょっと!特撮カテゴリ薄いよ。何やってんの!」
と一喝されそうで気になってしまい…久々の特撮ネタを。
 
 
歴史は繰り返す。つぅか学習しろよ私。
 
仮面ライダーが平成になって復活』と銘打って大々的に売り出しても、
「は?平成ライダー?なんじゃこの軽薄さは。ライダーマンのカセットアームの垢でも煎じて飲めヤー!*1
等と考えていた…そんな頃が私にもありました。
ちょっと観ただけで批判するのも厨臭いと思い、本腰入れて観たのが
仮面ライダー龍騎
 
もうね。泣いたね。
主人公のライダーが戦闘嫌いのへタレでスクーターしか乗れない上に最終回を前にして敵雑魚に殺されるという、うっうーな部分も含めて最高の出来。王蛇こと浅倉様は崇拝したい。
思わず劇場版もTV特別版も観てしまった。
今じゃV3やストロンガーより好きかも。
 
 
そして平成ウルトラマン
なんだかティガとかダイナとかお日様君が逮捕されちゃったり*2とか
なんか色々やってるけど、怪獣は殺さずに無害化して保護するだぁ?またゆとりかよ、はいはいご苦労さん。
 
とか思っておりましたよええ。一夫*3ごめん。
 
現在放送中の『ウルトラマンメビウス』はウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品との事。
一応エースから初回放送で観ているので…34年か…。
そして表題の受賞作『ウルトラマン80』放送から27年。
メビウスは第二期*4ウルトラマンの正統後継らしい*5ので昭和シリーズをゲスト出演させる大義名分も立っているし、まあ『80』自体決して評価の高い作品では無かったが大賞を受賞するくらいだからなんらかの見所はあるのだろう。
 
そう思って気軽に観たら涙腺がぶっ壊れました。
1980年当時、金八先生大ブレイクの影響を受けてウルトラマン教師の設定を作ったものの「大人の事情」*6で撤回・急遽路線変更しなければならなかった『80』のストーリーを見事に完結させております。
 
http://www.youtube.com/watch?v=okpOPXZ4VOQ
http://www.youtube.com/watch?v=0y9CKkgO8Ug
http://www.youtube.com/watch?v=P0v7dzHxyuM
http://www.youtube.com/watch?v=NrIGiWDFxwU
 
ああこれは、はぎれっこウルトラマンとして認知されデザイン的にもストーリー的にも最後までgdgdなままとなってしまい見るべきところの少なかった80を、郷愁に浸らせるに値する作品にまで高めてくれた1話なのだ。リアルタイムで観てて良かったよ80。
メビウスの台詞「エイティ兄さん!」により初めてウルトラ兄弟として認められたのも大きい。
正に『ウルトラマン80完結編』と呼ぶに相応しい。
 
ついでに私の大好きなウルトラマンAも完結させてくれて有難う。
 
http://www.youtube.com/watch?v=7QPE5Rf6GPE&NR
 
今頃になってエースVSルナチクスの完全新作が観られるとはねえ…長生きはするもんだ。
当時のままのちょいデブで短足のエースは最高にカコイイよ。
 
『優しさを失わないでくれ。
弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。
例えその気持ちが何百回裏切られようと。
それが私の変わらぬ願いだ。』
 
エース最終回・北斗星司の名台詞を『最後の願いだ。』の部分だけ変えるという心憎い演出もGJ。
南夕子との本当ににお久しぶりの再会にも思わず涙ウルウル。
タリウム光線の振り向き溜めがもう1秒くらい長ければもう言う事無し、とオタっぽい発言も忘れずにしておこう。
 

*1:ヤー!はライダーマンの掛け声。いつでも熱いヤツ。無駄に。

*2:コスモス。主役が傷害・恐喝事件で逮捕されたが被害者の狂言等も有り不起訴・起訴猶予処分

*3:円谷英二の孫。平成ウルトラシリーズ全般を指揮

*4:一般的には新マン〜レオを指す

*5:27年振り怪獣来襲の設定や、実際に新マン〜80までを「兄さん」と呼んでいる。

*6:学園ドラマと怪獣アクションの両立は30分じゃ無理じゃね?