短期非集中連載『毒』1−スズメバチ

mongkang2007-09-27

 
全国的に暑さも落ち着いた頃ですが、我が部屋では相も変わらずエアコン酷使の日々が続いております。
mongkangの中の人は「チーム・やる気マイナス6%」に協賛中。
故に集中という行為とは縁遠い。地球に厳しい環境で生息してます。
 
秋めいてくるとヤツの季節ですね。
そう。B29生物版。俗にスズメバチと呼ばれるアレです。
こないだヤツが部屋に侵入してきやがったんですよ…
qあwせdrftgyふじこlpって四つん這い高速移動で部屋を脱出。
以前みた夢の様にはいかないものです。
ズボンのポケットに家の鍵と財布が入っていたのは幸いでした。室内裸族じゃなくて良かった。
速攻で近くのスーパーに行き、殺虫剤を買って部屋に撒き一缶使い切ってやりました。
ヤツは天然成分100%なので化学合成毒100%の殺虫剤少量でイチコロなのは判ってた。だが一度刺されている身としては恐怖心には勝てず…
また環境に優しくない部屋にしてしまいました。地球のみなさんごめんなさい。
 
 
で、スズメバチ
毒性よりもアナフィラキシーショックと呼ばれる急性アレルギーショックによる死亡例が多いのは以前ちょびっと書いた様な気がしますが、今一度。
アナフィラキシーショックとは、一度刺されると抗体が体内に出来、二度目に刺されるとその抗体が過剰免疫反応を起こしショック死するという怖ろしいシステムです。
 
ではスズメバチの毒って何毒なんでしょうかね?
フグ毒ならテトロドトキシントリカブトならアコニチン、NHKみんなのうたで一躍有名になったスベスベマンジュウガニサキシトキシン
日本では動物による死亡事故で一番多いのが各種ハチに刺された事による事例なのですが、その割にハチ毒って語られないですよね。
 
調べてみると
・アミン系物質(ヒスタミン)→痛みや炎症及び浮腫を引き起こす。
・アミン系物質(セロトニンアセチルコリン)→神経麻痺による呼吸不全や心停止を引き起こす。
・低分子ペプチド→アナフィラキシーショックの原因となる。
・高分子タンパク質→血管組織を破壊し皮下組織や血液への拡散を助長する。
 
なんという連携プレイ。中日の荒木・井端の二遊間といい勝負。
専門家達はこれを「毒のカクテル」と呼ぶそうです。
特にヒスタミン。これが生理活性物質として免疫作用する際に、血圧低下・呼吸障害・けいれん・心不全意識障害等の症状を引き起こすとの事。
これが主な死因でしょう。
 
 
今住んでいる付近は適度に自然も残っており、郊外型・自然型両方のスズメバチにとって繁殖に適している環境です。
 
以下コピペですが。
 

スズメバチ
(スキル)
・飛行
プロポリスで時速100km。平均値でも78km近くで飛行可能。
・カチカチ
威嚇の為にアゴをカチカチとならす。これに出会ったら死亡フラグ。尻尾を巻いて逃げるしかない。
・スティング
人間の場合一刺しで死亡率10%、二度目では99%の確率で死亡。恐ろしいワザである。
・無限針
必殺技「スティング」を無制限に打てる。
・装甲
固い装甲を持つ。並の攻撃ではダメージにならない。
・強力な顎
アリ以上の強力な顎を持つ。かまれたら泣く。
・集団攻撃
単体でも強いが、巣周辺になると数十匹で攻撃を仕掛ける。
・遺言状
死亡した瞬間強力な毒性のフェロモンを出す。仲間が集まってくる。
・毒霧散布
毒を噴射する。目に入れば失明。威力は絶大だが、針による驚異の方が大きいため軽視されている。

 
こんなんマトモに相手にしてられん。
こんな敵キャラにRPGで出会ったら
→にげる
以外の選択肢は考えられない。
 
こうしてチキンレベルだけがモリモリ上がっていく今日この頃。
 
もし首尾よく倒したとしても、死んだかどうか確認しようとしたり、戦利品を探そうとすると…
 
『また、はしご形神経系構造なので、腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくるため、触らないこと。』(Wikipediaより)
 
一体どこの中学生が考えたラスボスですか?