液晶テレビ買ってみた

mongkang2008-02-28

 
10年程前に買った20型ブラウン管テレビのコントラストがなんだかあやしくなってきたのである。明るめの画面を観ているぶんには気にならないのだが、暗めで彩度の低い画像になるともう真っ暗。
まあ、メーカーはフナイで、何故かオートバックスで処分特価¥9800という代物だったので充分減価償却はされている。もう買い換えてもバチは当たるまい。
 
で、ヨドバシカメラやらビックカメラやら秋葉原に立ち寄ってはテレビを吟味していたのだが。
パネル解像度がどうとか輝度がどうとかHDMI端子の規格がどうとかハイビジョン対応地上デジタルチューナーHDDレコーダー…
って店員さん、呪文詠唱が長ぇっつーの。
 
聞いてるだけでHP消費が激しいのでネットで色々調べてみた。が、結局よーわからんかった。どうも映像関係は苦手である。
とりあえず地デジチューナーとPC接続端子と液晶パネルがついてりゃいーか。という訳で、丁度発売直後のユニデン液晶テレビに目を付けてみた。
 
『 8万円台の地デジチューナー搭載32V液晶テレビユニデンより 』
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0802/18/news085.html
 

ユニデンが32V型液晶テレビ「TL32DX11」を発売。3波対応デジタルチューナーを内蔵しており、価格は8万9800円。

 
おお、ユニデンといえば神宮球場とヤクルトのスポンサー様ではないか。我が愛しのヤクルトスワローズの為に一肌脱いでみるか、てぇ事で購入意欲促進。
安いし基本性能が付いてればそれでいいかと思いつつスペックを見てみると、
 

画面サイズは32V型で、パネル解像度はWVGA(1366×768ピクセル)。
コントラスト比は1500:1、輝度は500カンデラ/平方メートル。応答速度は6.5 ms。
複数の色領域を個別に補正して自然な色を再現する「マルチドメインカラーマッピング」や、
映像の輪郭とノイズを自動判別し輪郭だけを鮮明にする「インテリジェントクラリティ」といった高画質化技術が投入されている。

 
なんかよくわからんが良さげな単語が並んでいる。
本当は27型くらいがウチの部屋には適当なのだろうが、大は小を兼ねると云う。夢と希望とおっぱいは大きい方がイイ。
 
久々のネット購入。「購入のきっかけは?」の欄では勿論「神宮球場の広告を見て」にチェック。
 
 
3日後に無事到着。早速開封
やっぱりデカイなあ。ちょっと8畳部屋には分不相応か。
なんじゃこりゃ。端子多すぎ。えーとあれだろ、ケーブルを同じ色の端子に繋いどきゃいいんだべ?
 
画面を確認。うーんやはり皆が言う通り、残像・遅延や色のメリハリ等 液晶特有のクセは目立つなあ。
と思ったらブロックノイズまで出てる。これは端子接続を誤ったか?と確認すると、ケーブルに錆が浮いてるではないか。新しいものに変えると案の定 殆ど気にならなくなった。
ただシャープさはブラウン管に明らかに劣る。まあ致し方あるまい。
 
視野角176度だけあってかなり斜めから見ても画面は乱れない。が、この狭い部屋では一番無意味な機能だろう。
音はSRS TruSurround XT。よーするに一般的な皿うどん もといサラウンドを豪奢に言い換えただけなんでしょ?
と思い一応調べてみたら
 

SRS TruSurroundは頭部伝達関数理論を応用し、前方に配置した1対のステレオスピーカーだけで頭を覆い包むようなマルチチャンネルサラウンド音場を作り出します。SRS TruSurround XTバージョンでは台詞の明瞭感を高めるSRS Dialog Clarity技術と小型のスピーカーから豊かな低音を無理なく再生するSRS TruBass技術を搭載

 
とかなんとか読み流してみたが技術的に凄そうな匂いはする。
まあそれ以前に今までのテレビのモノラル音声に比べれば雲泥の差。すげえ臨場感。「僕の家に映画館がやってきた!」ってなもんですよ。
 
さて、シューティングゲーマーにとっては非常に気になる残像はどんなもんだろう、とグラディウスⅢをプレイしてみた。
応答速度6.5msは、このクラスに多い8msよりも早いので多少は軽減されているかと少し期待していたが、全く気にならない程度だった。4面くらいから本来の目的を忘れてしまったくらいだ。
クリア出来なかったのは残像のせいではなく単に腕が落ちたからだろうorz
一応縦の残像も縦シューのガンヘッドで確認。高速スクロール面でも全く支障無し。
 
しかし映画の字幕でチェックしてみるとやはり多少は残像が確認できた。まあこれくらいなら許容範囲か。
同条件で見た訳ではないので一概には言えないが、印象としてはヨドバシで見た東芝REGZAの32型よりはかなり残像は少ない。倍速液晶には流石に劣りそうだが。
総合的にかなり満足。デザインはちょっと古臭さを感じるが、流用で廉価化を図っているのだろう。
特にパネル前面中央下部のスイッチは
 
−□−
 
こんな形で、巷での評判があまりよろしくない模様。確かに微妙である。
 
 
少し頭を冷やして、改めて部屋を見てみると明らかにテレビが浮いている。何しろ部屋の横幅の1/3近くを占めているのだから当たり前だ。
そして画面までの距離が近すぎるので、パノラマ画面ではなく横端を切ったノーマル画面でテレビを見ている。
どうやらこのテレビの性能を発揮するには広い部屋への引越しが必要なようだ。