「ラブフール」読んでみた

 
なんとなく二宮ひかるちっくな絵とアンニュイな雰囲気に惹かれて表紙買い。
一緒に買ったのはラノベ2冊「いたいけな主人」「帝都たこやき娘。」
文芸書も担当だけどここ3ヶ月文芸書読んでないや。1Q84?何それ美味いの?
 
 
http://www.mangaoh.co.jp/catalog/195363/

同僚の貴子に片想いし、消えた後も想いを引き続ける宇佐美。宇佐美に恋し、大人の女になろうと努力する美佳。
酒が入ったことで想い続けていた美佳とHしてしまった従兄弟の克也。克也が美佳に真剣になったことで別れることになってしまった由美。
由美のバイトが一緒で名前を覚えてもらえなくても好きでいる斉田。
そして…… 想いを引きずり、恋し続ける男女の物語。

 
新人さんかと思ったら5年ぶりの単行本なのね。書店員ともあろうものが大変失礼致しました。
恋愛ストーリーとエロの調和が絶妙。このテの漫画にありがちな「無理してエロに引きずり込んでる感」があまりない。
まあ、えっちになだれ込む時ってこんなもんだよねーw という共感。
そして登場人物が皆 等身大っつーか、人間臭くていいんだよなあ。
全員片思いの設定は某ハチクロを始め たまに見掛けるけど、これは程よい切なさ加減が○。

英美由美の双子姉妹が特にお気に入り。
完膚なきまでに振られて「この男が地獄に堕ちますように」とまで神様に願って復讐しておきながら、現カノ(じゃないけど)に軽くあしらわれてバイト中にマジ泣きしちゃう由美ちゃんカワユス。
そして、夜中にひとりで泣きながら洗った 彼との思い出の品…それは…
切ないよなあ(笑)
英美のキューピッドっぷりもカッコいい。

読み終わったら、恋愛バカだった頃の自分を思い出して、またちょっとだけ切なくなったw