キヤノンPowerShot SX210 IS レビュー

mongkang2010-07-08

 
デジカメ・サイバーショットDSC-T77の調子が悪くなってきたので修理に出そうと思ったが修理代と財布を天秤に掛けた結果、何故か買い換える事に。
で、PowerShot SX210 IS。色はゴールドを所望。

Cybershot HX5V と迷ったが、コンデジでは珍しくマニュアルモードの細かさとシャッター優先&絞り優先AEまで使えるのが決め手になった。銀塩マニュアル機で育ったおっさんにとっては、このサイズでキヤノンA-1と同じモードが使えるとかもう夢の様。シャッター半押しでのAEロックが掛け易いのも良い。
 
とりあえず拙い作例を。

小雨降る曇天だが、色ははっきり出ている。実にキヤノンっぽい少し派手な色合い。
この色の出方はFDレンズの頃から変わらないね。 
 

28mmF3.1〜392mmF5.9(35ミリ換算)の14倍ズームは確かに凄い。
ぬこ様にここまで寄っても全然気付かれない。
 

広角28mm側。夜間手持ちなので画質はまあこんなもんでしょ。
ISO400まではそれなりの画質だが、800になると荒さが見え始める。
 

中央のビル最上階を望遠392mm側で。手ブレ補正効いてるとはいえ我ながらよくここまでブレずに撮れたと思う。多分シャッタースピード1/8か1/4くらい。
 

意地悪く望遠側でハレーション起こしそうなくらいの強烈な反射を撮ってみた。
この写りには満足。安い望遠ズームってフレア出易いからね。
 

背面にモードダイヤルがあって少々持ち辛いが、クリックが固いので勝手にダイヤルが回る事は無さそう。ここは敢えてモードを変えずにプログラムAEで撮ってみた。
ガンダムカフェって繁盛してるのね。
 

この日も曇り時々雨。オートだとすぐ感度を上げるクセがあるので画質重視だとISO80〜100で固定する必要がありそうだ。
 

こういう色は実に綺麗に出る。でもちょっと塗り絵っぽい。
イカラー設定でポジフィルムかすっきりカラーモードで撮ると私好みの色になりそうな予感。
 

逆光で難しめの被写体。かなり悪条件にして撮影してみたが、石灯籠は思ったよりツブレていなかった。ただバックの白トビはかなり出てる。
それとボケ方が五月蝿いね。これはかなりのマイナス。
 

少し雲に隠れた太陽を撮ってみた。真逆光だけど黒は案外ツブレていない。
暗所に弱いカメラという印象があったが、寧ろ留意すべきはピーカン時の白トビか。
 

恒例の流し撮り。咄嗟に流したのでシャッタースピードを変える余裕が無かった。故にほとんど流れていない。
速写性はまあまあ。起動は1.5秒と速いが電源ボタンが少し奥まっていて押し辛い。
 

広角28mmでの歪曲収差はかなり補正されている。
 

寄っただけで自動的にマクロモードになるのは良い。
風があって花が揺れていたのだが、絞り優先AEで絞り開放にしてブレ回避。
え?シャッタースピード優先AE使えって?おっしゃる通り。
 

コンパクトなボディに1410万画素、28mmからの14倍ズーム、マニュアルからプログラムAEまで詰め込んでこの価格なら多少は粗が見えてもいいと思ったが、ほぼ満足な出来。
DSC-T77のソフトケースに入るので持ち歩きにも充分なコンパクトサイズ。
点数付けるなら77点。ボケと白トビと露出補正のし難さがマイナス分。
 
あ、そういえば動画撮ってなかったわ。