山陰・北九州・山陽と回ってきた・その9

 

「五人百姓」
言葉狩り?何それ食えるの?と言わんばかりの粋な店を発見。
 

クジラのさえずり。さえずりとは舌の事らしい。
不思議な食感。脂多めなのにさっぱりしてて舌の上でとろける。
 

キビナゴと地タコ、ヒラメの刺身。
キビナゴの刺身は見た目もピカピカで綺麗なのだが最ッ高に美味かった。東京じゃ干物くらいしか見かけないし貴重な体験をした。
 

なんか見慣れないヤツが竹の食材皿で動いてる。
 

ウチワエビ!
いやーガキの頃、学研の魚貝図鑑に載っててコメント欄に一言
「うまい」
って書いてあって、こんなに奇妙な姿形してるのにそれには一切触れず「うまい」。 これはさぞかし美味に違いない、いつか食ってやろうと思っていたのだ。
 
これが期待に応える美味さ。イセエビより美味いんじゃなかろうか。
身はぷりっぷり、クルマエビほど淡白でもなく芳醇な味。
思わず追加してむさぼり食ってしまった。
ワタをほじくり出すと「やめてくれ」とばかりにビクビク跳ねて抵抗するのだが、心の中で手を合わせるだけで構わず食った。
 
美味いだけあって地元民で混んでいる店だったので食ったら即退散。
お酒を作ってくれてた若いおねえさんがポニテの和風美人だったのでゆっくりしたいところではあったのだが。
 

腹ごなしに長崎駅まで散歩。
いつもの様に軽く迷子になったので、ライトアップされて仁王立ちしてる黒っぽい人に道聞いたら無視された。
 

深夜、すっかり人通りも少なくなった長崎駅前。
 
もうちょっとつづく。