ヤッターマン29年ぶり復活だべぇ〜

mongkang2007-10-09

 

21世紀版では、基本設定、キャラクターはオリジナル版そのままに、エピソードはすべて書き下ろしになる予定。気になる声優陣は未定。
09年春には三池崇史監督による実写版の公開も決定しており、ヤッターマン旋風が再び起こりそうだ。

 
タツノコの数多い黒歴史の一つ「怪盗きらめきマン」を観ていた方は果たしているだろうか。
2000年に、16年ぶりのタイムボカンシリーズ復活!と色めきたったタツノコヲタ共を悲しみのずんどこに叩き込んだあのアニメを。
平均視聴率3.6%。いかにテレ東で水曜18時の放送枠とはいえ頭を抱えるしかない数字であった。
因みにヤッターマン放映2年間の平均視聴率は20.1%。
 
怪盗きらめきマン」の失敗の原因は
 
・お色気シーン等に大幅な制限が加えられた
・声優の配役違い及びアドリブの厳禁
・過去作品への中途半端なオマージュによる違和感
 
この3点に尽きる(ヲタ的に)
しかもこの3点を押さえたからといって成功するとは限らない。
 
特に今回のリメイクにおいて「キャラクターはオリジナル版そのままに」でありながら
「声優陣は未定」。
これでは先が見えてしまう。
以前の三悪声優でいけるのか、それとも一新するのか。故・富山敬の代役ナレーターは誰なのか。
話はまずそれからだ。一新するならば声優陣にはドラえもんの時と同程度のプレッシャーと非難を浴びる覚悟がいるだろう。
 
何しろ
「ヤッターマン」新作放映でフィギュアなど発売・タカラトミー
『「トミカ」に次ぐ主力商品群に育てる考えだ。』
どこまで本気か判らんが、これだけ力を入れているのだから失敗は許されない。来春の実写映画化は正直どうでもいいが。
 
 
そういえばゲーム化した際にも同じ様な事があった。
タイムボカンシリーズを基にしたシューティングゲーム「ボカンと一発! ドロンボー」(1997,バンプレスト
で、善玉達のボイス無し・ドクロベエの声が滝口順平ではない・ムービーの質量共に不満・イッパツマンイタダキマンの面が欠けている…等々の不満が続出。
 
後にリメイクとも言える「ボカンですよ」を出している。
先に挙げた点が全て解消されている上に原作ファンのツボを突くどころかハート鷲づかみの各種演出が追加されており、ゲームバランスも含め名作シューティングに仕上がった。
 
とりあえずネ申OPと面クリムービーだけ張っておく。
http://www.youtube.com/watch?v=VodQ4dTb1pg&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=6pXIRPd59ik
http://www.youtube.com/watch?v=1XwZujrARP8
 
バンプレはやればできる子。
山本正之+少年少女合唱団みずうみ の組み合わせで、
山本自らが「タイムボカンの歌の完成形がここにあるんじゃないかな」
とまで語ったオタスケマンOPを踏襲。
オリジナル新作のふくろうメカなんか山本自身が声をあてている上にOPとEDだけ。合計30秒程しか登場しないという贅沢さ。
やはりこうでなくては。前作の失敗を見事に生かした好例と言えよう。
 
 
はたして「怪盗きらめきマン」の失敗をどの程度生かせるのか。
作画はこれを見る限りまあ大丈夫だろう。
 
ことアニメにおいてオリジナルを超えるリメイクは存在しない。
過度な期待はしないが、芸能人に声優やらせたり内容に全く関係無いJ−POP主題歌とか作ったら全力で抗議する。
 
あと、「おしおきだべぇ〜」が放送コードに引っ掛かるからといって
「かわいがりだべぇ〜」にするのも禁止で。
 
 
小ネタとして。
オタスケマン」ED「アーウー・オジャママン」の歌詞で
「アーウー」が大平正芳元総理大臣の口癖である事はよく知られているが、その後の
「ホーホーホー」が福田赳夫元総理大臣の口癖である事はあまり知られていない。
福田赳夫が現総理大臣・福田康夫の父である事は全国の女子高生のみなさんに至るまで知られている。